Linuxコマンドでは複数のコマンドを組み合わせ同時に実行することが可能です。
「|」パイプを利用することにより、左から一つ目のコマンドを2つ目のコマンドに入力として渡します。
2つ目のコマンドは受け取った入力をもとに処理を実行します。
「|」パイプはこのように複数の組み合わせを使用してコマンドを同時実行することができます。
「|」パイプ コマンドの使い方(Linux)
以下では「|」パイプコマンドを利用したコマンド出力例となります。
「ps」コマンドの実行結果から、「ssh」に関するプロセスを「grep」で抜き出し、「tail」コマンドで出力結果の末尾3つを抜き出しました。
$ ps aux | grep ssh | tail -3 root 288289 0.0 1.5 92348 7276 ? Ss 12:51 0:00 sshd: [accepted] sshd 288290 0.0 0.6 92348 3120 ? S 12:51 0:00 sshd: [net] root 288292 0.0 0.2 10308 1120 pts/0 R+ 12:51 0:00 grep --color=auto ssh
上記のように複数のコマンドを組み合わせたいときに「|」パイプを間に入れて実行します。
出力結果が「ps」コマンドの標準出力から2つ目のgrep、3つ目の「tail」コマンドへ紐づけられます。
「|」パイプは2つ以上のコマンド(複数)を組み合わせることが可能
「|」パイプは2つのコマンドを同時に実行するだけでなく、複数のコマンドを同時に実行することが可能です。
以下では「ps」コマンドの結果から「ssh」に関するプロセスを抜き出し、「tail」コマンドで末尾の6行の出力結果を抜き出します。
さらに「|」パイプを使用し、「wc -l」で出力結果のプロセス数を出力します。
$ ps aux | grep ssh | tail -6 | wc -l 6
上記のように「|」パイプを使用して複数のコマンドを同時に実行することができます。
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