複数のコマンドを、1行(一度)で実行する際、「;」セミコロンを使用します。
実行したいコマンドを、左から「;」セミコロン区切りで指定することにより、コマンドが1つずつ実行されていきます。
「;」セミコロンを利用したコマンドの使い方(Linux)
実際に「;」セミコロンを利用しコマンドを続けて実行してみます。
以下では「date」コマンドと「ls」コマンドを一度に2つ実行した例となります。
$ date ; ls 2022年 6月 19日 日曜日 13:28:30 JST test test01 test02 user01 user02
2行目で「date」コマンドの実行結果が出力され、続けて3行目で「ls」コマンドの実行結果が出力されています。
2つのコマンドが「;」セミコロン区切りで左から順番に実行され結果が表示されたことが確認できます。
時間を調整してコマンドを実行する
「;」セミコロンを区切ってコマンドを実行する際は、左からコマンドの実行が完了するまでは次のコマンドを実行しません。
左からのコマンド実行後、少し時間を置いてコマンドを実行したい場合は、間に「sleep」コマンドを入れて時間を調整することも可能です。
$ date ; sleep 1m ; date 2022年 6月 19日 日曜日 13:36:50 JST 2022年 6月 19日 日曜日 13:37:50 JST
「date」コマンド実行後、1分置いて、も一度「date」コマンドを実行しました。
3行目のコマンド実行結果が1分後に実行した「date」のコマンド結果となります。
別のコマンドを数分後に実行したい場合など「sleep」コマンドを実行すると便利です。
以下は、1分後に「echo」コマンドを実行した結果となります。
$ date ; sleep 1m ; echo "1分後にコメントを表示" 2022年 6月 19日 日曜日 13:42:23 JST 1分後にコメントを表示
「;」セミコロンは色々な業務で利用するので覚えておくと便利です。
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