Linuxにおける「ユーザ」や「グループ」など、それらのデータは「getent」コマンドで表示します。
Linuxのユーザ、グループの作成と使い方は以下のページを参考にしてください。
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「getent」コマンドの使い方(Linux)
「getent」コマンドはLinuxOSに登録されたユーザ情報の一覧を表示することができます。
各ユーザ情報を見るにはデータベースの「passwd」を指定してコマンドを実行します。
以下ではユーザー情報として「user01」を参照した例となります。
$ getent passwd root:x:0:0:root:/root:/bin/bash bin:x:1:1:bin:/bin:/sbin/nologin daemon:x:2:2:daemon:/sbin:/sbin/nologin ------中略------ user01:x:1002:1002::/home/user01:/bin/bash test3M:x:1003:1003::/home/test3M:/bin/bash
getentで参照するデータベースではユーザー情報の他にもグループ情報を参照することができます。
グループ情報を参照するには「group」を指定して実行します。
実行するとグループを一覧表示することができます。
$ getent group root:x:0: bin:x:1: daemon:x:2: ------中略------ test:x:1001: user01:x:1002: test3M:x:1003: TESTGP:x:1004:user01 testgp02:x:555:
表示する情報を絞って表示する
グループ名を指定することで、表示する情報を限定して表示することができます。
以下の実行例では「TESTGP」グループに「user01」が属していることが確認できます。
$ getent group TESTGP TESTGP:x:1004:user01
「getent」コマンドオプション
「getent」コマンドのオプションは以下の通りとなります。
$ getent --help 使用法: getent [OPTION...] database [key ...] 管理データベースからエントリを取得します。 -i, --no-idn IDN エンコーディングを無効にする -s, --service=CONFIG 使用されるサービス設定 -?, --help このヘルプ一覧を表示する --usage 短い使用方法を表示する -V, --version プログラムのバージョンを表示する 長い形式のオプションで必須または任意の引数は、それに対応する短い形式のオプションでも同様に必須または任意です。 サポートされているデータベース: ahosts ahostsv4 ahostsv6 aliases ethers group gshadow hosts initgroups netgroup networks passwd protocols rpc services shadow For bug reporting instructions, please see: <http://www.gnu.org/software/libc/bugs.html>.
「getent」コマンドの使い方は以上となります。
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