PCで「値」を入力する際には、数値と文字列が正しく使われていないと、プログラムが実行できません。
Pythonはこれを「型」といい、正しく使われていないと、プログラムが実行できません。
以下では「データの型」についてまとめます。
「Python」データの型についてのまとめと使い方
データには「型」があります。
整数など小数点のない数値は「int型」と呼ばれています。
Pythonではこのほかにも以下のような方があります。
- 小数点を含む実数「float型」
- 文字列を表す「str型」
- 真偽値を表す「bool型」
いかにそれぞれの「型」の違いを表にしたので、参考にしてください。
【Python】いろんな型の種類 | ||
---|---|---|
型 | 表示例 | 意味 |
int型(整数型) | 1 100 −50 | 小数点なしの整数 |
float型(浮動小数点方) | 1.5 −0.6 3.1415 | 小数点を含む数値 |
str型 | ‘林檎’ ’apple’ “150” | 文字列「’」か「”」で囲む |
bool型(真偽値型) | True False | 正しいor正しくない |
型変換と実行例
input()関数で標準入力から入力されたデータは全て文字列型(str)となります。
そのため、足し算や引き算などの計算をしたい場合は、数値(int)型へ変換する必要があります。
このようにある型を別の方に変換することを「型変換」といいます。
型変換をする場合は、型変換の関数の()ないに変換したい値を入れます。
※「test_str_test_int.py」と言うファイルを作成
test_str = '100' test_int = int(test_str) number = (test_int + 50) * 2 print(number)
実行結果
$ python3 test_str_test_int.py 300
test_strが整数とされ、計算ができるようになります。
また、型変換を行う主な関数は以下となります。
関数名 | 型 |
---|---|
int() | 整数 |
float() | 浮動小数点 |
str() | 文字列型 |
型が合わないとプログラムが実行できず「エラー」となる
int型やfloat型のように数値同士の型同士であれば計算は可能ですが、数値と文字列の組み合わせは計算すると以下のようにエラーを吐きます。
>>> 1 + 2 3 >>> 1 + '2' Traceback (most recent call last): File "", line 1, in TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str' >>>
input()関数を使ったプログラム
以下では「input_str_int.py」と言うファイルを作成し、input()関数を利用してキーボード入力した文字列を「int型」=整数へ変換し計算させます。
test_str = input('数字を入力: ') test_int = int(test_str) number = (test_int + 50) * 2 print(number)
実行結果
$ python3 input_str_int.py 数字を入力: 50 200 $
以上がPythonのデータの型となります。
int型、float型などの数値とstr型の文字列型をしっかりと把握して実行するようにしましょう。
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