Linuxを操作する上で必要となる基本的な操作となります。
ここではLinuxの基本操作コマンドについてまとめました。
Linux基本操作
Linuxを動かすためにはまずはLinuxへアクセスすることが大前提となります。
LinuxをはじめとするUNIX系OSでは複数のユーザーで同時に1台のコンピュータを使用することが可能です。
各ユーザはLinuxにそれぞれアクセスする際に誰が利用するかコンピュータへアクセスすることを「ログイン」と言います。
以下ではログインアクセスからLinuxの基本操作について解説していきます。
基本操作コマンド
以下ではLinuxへのアクセスからコマンド入力、システムシャットダウンなど基本的な操作コマンドを紹介します。
また、LinuxコマンドはCLI操作を基本として実行した例とします。
ログイン
LinuxOSへログインするには、アクセス時に「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
login: (ユーザ名) password: (パスワード)
このユーザー名、パスワードはLinuxをインストール時に設定します。
また、管理者(root)をインストール時に作成できるので、追加でユーザーを作成したい時は管理者権限(root)で追加することが可能です。
ログアウト
LinuxOSにログインして終了させるには、「ログアウト」を実施します。
ログアウトは、「logout」もしくは「exit」コマンドを実行することで終了させることができます。
「logout」コマンド
$ logout Connection to localhost closed.
「exit」コマンド
$ exit logout Connection to localhost closed.
コマンド入力
コマンドはそのコンピュータに対する命令で、操作者はコマンドを通じて様々な操作を実施してたり、情報を取得したりします。
コマンドを実施するには端末(ターミナル)と言われるエミュレータを起動します。
OSは違いますが、
Windowsであれば「コマンドプロンプト」
Macであれば「ターミナル」
また、Windowsから遠隔で操作をする場合など「TeraTerm」というターミナルソフトを使用する場合もあります。
端末を起動することにより、以下のようなプロンプトが表示されます。
$
ここで試しに「ls」というコマンドを実行します。
$ ls anaconda-ks.cfg anaconda-post.log original-ks.cfg
コマンドを入力し、「Enter」キーを押すことにより、そのコマンドの実行結果が出力されます。
これがLinuxのコマンド実行の基本的な動作となります。
コマンドに使用する「オプション」と「引数」
コマンドを実行することで、システムの設定や情報の表示、ファイルやディレクトリの操作、アプリケーションのインストール・起動などいろいろなことができます。
コマンドはコンピュータに対する命令となり、このコマンドは「オプション」や「引数」というものを使用することによって様々な操作をすることができます。
この「オプション」や「引数」はコマンドの後ろに 続けて入力することで実行することができます。
$ コマンド (オプション) (引数)......
以下では「ls」コマンドでオプションを使った実行結果を表示しています。
それぞれのオプションは次の通りです。
- 「-l」:リストを縦に表示。リスト形式を詳細に表示
- 「-a」:すべてのリストを表示
$ ls -la total 56 dr-xr-x--- 1 root root 4096 4月 25 05:06 . drwxr-xr-x 1 root root 4096 4月 16 03:01 .. -rw------- 1 root root 6245 6月 15 10:40 .bash_history -rw-r--r-- 1 root root 18 5月 11 2019 .bash_logout -rw-r--r-- 1 root root 176 5月 11 2019 .bash_profile -rw-r--r-- 1 root root 176 5月 11 2019 .bashrc drwx------ 3 root root 4096 4月 17 03:01 .config -rw-r--r-- 1 root root 100 5月 11 2019 .cshrc drwx------ 2 root root 4096 4月 25 05:08 .ssh -rw-r--r-- 1 root root 129 5月 11 2019 .tcshrc -rw------- 1 root root 2332 12月 4 2020 anaconda-ks.cfg -rw-r--r-- 1 root root 435 12月 4 2020 anaconda-post.log -rw------- 1 root root 2029 12月 4 2020 original-ks.cfg
また、以下では「引数」として、ファイル名を使用することにより、そのファイル飲みの実行結果を表示することができます。
$ ls -la anaconda-ks.cfg anaconda-post.log -rw------- 1 root root 2332 12月 4 2020 anaconda-ks.cfg -rw-r--r-- 1 root root 435 12月 4 2020 anaconda-post.log
コマンドの「オプション」と「引数」の使い方はこのように使用しますが、コマンドによって使い方が変わってくるので、コマンドマニュアルを見ながら仕様を確認しましょう。
マニュアルコマンド
LinuxOSでは、コマンドの使用方法がわかるマニュアルが用意されています。
ファイル・ディレクトリの構造と概念
LinuxOSを知る上で必要となるファイルとディレクトリの概念となります。
「操作権限」ユーザID・グループID・パーミッションについて
LinuxOSでファイルやディレクトリを操作する権限は「ユーザID」、「グループID」、「パーミッション」が関係します。
Linux基本操作は以上となります。
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